北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉
TEL 0167-45-2572
泉質 カルシウム・ナトリウム―硫酸塩泉(中性低張性高温泉)
酸性―鉄―硫酸塩泉(酸性低張性温泉)

 十勝岳温泉は北海道で最も好きな温泉である。標高1280mの十勝岳ふもとに温泉があること、冬は豪雪を掻き分け四輪駆動車で登って行くというシチュエーションがたまらない。
 凌雲閣は十勝岳温泉の中でも最も高い場所にある。その名も雲を凌ぐところから名付けられたものだ。多くの登山家を迎え、秀峰としても知られる十勝岳に魅せられた会田久佐ェ門さんが息子の義寛さんと訪れた際に、噴火口からこんこんと湧き出る温泉を見、なんとか温泉が出来ないかと町へ働きかけたのだが簡単に断られ、自力で建設を決意する。昭和35年のことだった。
 道などは無いに等しく、材料の荷上げは人と馬。7人で7kmもの道程を50kgのセメント、木材を担いで3年を費やす。開業に至ったのは昭和38年。山男たちの間でも評判になった自慢のお湯は自然のまま源泉で引き込まれる54.6℃のカルシウム・ナトリウム―硫酸塩泉。湯量も毎分150リットルと豊富だ。
平成6年12月。老朽化のために半年間の休業を建物を新築、営業を再開する。新築前の露天風呂は山肌の崖淵で荒堀。それも当時は魚を飼う目的で掘ったものだった。この露天風呂が素掘りの露天風呂として知られ、評判を呼んだ。新築された露天風呂は以前の面影をもってはいないが、眺望は素晴らしい。
 なんと言ってもタオルを鉄錆色に変えてしまうお湯がいい。茶色に濁った温泉に浸かっていると、「温泉に入っている!」という実感が込み上げてくる。雪なんか降っていたら最高! 
 ちなみに新築された浴場には遠赤外線サウナ、バイブラバスも完備。





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