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印刷ラボラトリー
札幌大同印刷では、よりよい印刷物を実現するため
積み重ねたノウハウを活かして、
用紙やインキ特性などに関する
様々な研究を行なっています。
Web上では違いをお伝えしきれない部分もございます。
実際の印刷見本をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
vol.1
モノクロ写真の特性
より深いモノクロ写真を出すために
美しく深いモノクロ写真には、カラー写真にはない独特の写真の力(魅力)を感じます。通常のオフセット印刷では浅くなりがちなモノクロ写真ですが、深いモノクロ写真を出す要望が多く、製版技術、印刷技術を駆使してより力のあるモノクロ写真を実現いたします。
写真協力:スタジオ・テイク・ツー
写真製版による濃度(見え方)の違い
モノクロ写真とは無彩色のみで有彩色が存在しない写真。全体のまとまりが良く見えるのがメリットです。白と黒の世界とはいっても、単純に色がなくなったわけではなく、階調や濃度、グラデーションといった要素をコントロールすることで立体感を強調し、より強く力のあるモノクロの世界を表現することができます。作品に合わせたご提案をさせていただきます。
実際の印刷見本をお送りいたします
下記「お問い合わせ」からお手続きください。
お問い合わせvol.2
蛍光インキを効果的に使う
イラストのカラー印刷
キレイな水彩画をカラー画像で印刷する時、原画と比べてどうしてもくすんだ感じに見えてしまいます。それは原画は全ての色が特色なのに対し、カラー印刷はCMYKの4色の掛け合わせで色を表現しているため、再現できる色域が狭いからです。それを製版技術でできる限り原画に近づけています。こちらでは蛍光インキを使用し、メーカーの違いによる発色の差をテストしました。
イラスト協力:武田 莉花
写真製版による色調補正技術
蛍光インキ使用によるより目立つイラスト(M版を蛍光ピンクに置き換え)
イラストの印刷は写真の印刷よりも難しいものです。とくにプロセスカラーにおけるM版は人の視覚に大きく影響があるため、インキの使い方・加工等によって大きくイメージが変わります。今回は蛍光インキを使用しましたが、特色インキの使い方はアイデアによって無限の可能性がありクライアントのご要望に合わせたご提案ができます。
実際の印刷見本をお送りいたします
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お問い合わせvol.3
上質紙で鮮やかな写真印刷
上質紙の特性
一般的に上質紙はコピー用紙やノートなどに使用され、筆記性にとても優れた用紙です。光沢が無く写真よりも文字の多い印刷、書籍に適していると言われていますが、その落ち着いた風合いが数々のクリエイターから好まれています。今回は上質紙を使ってキレイな写真を印刷する技術にトライしました。
写真協力:スタジオ・テイク・ツー
蛍光インキを効果的に使う
上質紙は風合いが好まれる人気の用紙ですが、印刷ではインキが吸われてしまい浅く沈んだ感じになってしまいます。Vol.2「蛍光インキを効果的に使う」でも研究しましたが、人の視覚はマゼンタ版で大きく変わります。それは用紙が変わっても同じで、さらに上質紙特有のシャドー部分の沈みをK版にサタンブラックを使う事により解消しました。用紙の特性を考慮し用紙に合わせたご提案をさせていただきます。
実際の印刷見本をお送りいたします
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お問い合わせvol.4
ゴールド・シルバーでの
印刷表現
インキの種類
印刷用のインキには色の3原色の「プロセスインキ」、プロセスインキでは再現が難しい際に10~25色の基本インキを混色して作る「特練りインキ」。さらに特練りインキでは再現できない白インキ、蛍光インキ、金、銀、パール系の「特殊インキ」に分けられます。こちらでは特殊インキの金、銀を使ったイラスト表現にトライしました。
イラストレーション:藤谷 都美子
神々しい空を表現する
鮮やかなグラフィックデザインの印刷物は、絵柄によってカラー印刷の色域内で表現できない場合があります。こちらではゴールド・シルバーの表現を研究しました。特色(ゴールド・シルバー)でのアミの表現はあまりしませんが、組み合わせによって、表現を広げる事ができます。絵柄とコストに合わせて幅広いご提案をいたします。
実際の印刷見本をお送りいたします
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お問い合わせvol.5
オフセット印刷で白の追求
白インキの特性
白い用紙にオブジェクトの周囲をベタ色で印刷して白抜きにするのではなく、色付きの紙に強い白を印刷したいという要望をよく聞きます。白インキは他の色のインキと違い不透明ではありますが、オフセット印刷の場合、印刷のインキの厚さがスクリーン印刷と違い薄いため白を印刷してもどうしても下地の紙の色が透けて出てきてしまいます。こちらではオフセット印刷でどこまで白を色付きの紙に影響なく表現できるのか研究しました。
イラストレーション:藤谷 都美子
オフセット印刷で色付き用紙に白を印刷したいという要望をなんとか叶えたい思いで研究をしました。白インキは薄いのでかなり控えめな白になってしまいますが、印刷を何度か重ねることで少し強くすることはできます。また、もっと濃い色の用紙を使う事で視覚的に、より白インキを強調させる事もできます。いろいろなケースに合わせてインキのご提案をさせていただきます。
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